スキーマフォーマットリファレンス
スキーマファイルはインデックスの構造を定義します。どのフィールドが存在するか、その型、およびインデックスの方法を指定します。Laurus はスキーマファイルに TOML 形式を使用します。
概要
スキーマは 5 つのトップレベル要素で構成されます:
# スキーマに宣言されていないフィールドの扱い。省略時は "dynamic"。
dynamic_field_policy = "dynamic"
# クエリでフィールドが指定されていない場合にデフォルトで検索するフィールド。
default_fields = ["title", "body"]
# カスタムアナライザの定義。Text フィールドから名前で参照する。省略可能。
[analyzers.<analyzer_name>]
# ... tokenizer、char_filters、token_filters
# エンベダーの定義。ベクトルフィールドから名前で参照する。省略可能。
[embedders.<embedder_name>]
# ... type と型固有のオプション
# フィールド定義。各フィールドには名前と型付き設定があります。
[fields.<field_name>.<FieldType>]
# ... 型固有のオプション
dynamic_field_policy— スキーマに宣言されていないフィールドがドキュメントに含まれる場合の挙動を制御します。値は"strict"/"dynamic"/"ignore"。デフォルトは"dynamic"。詳細および「dynamicでは情報損失が起きうる」という警告は 動的スキーマ を参照してください。default_fields— Query DSL でデフォルトの検索対象として使用されるフィールド名のリストです。Lexical フィールド(Text、Integer、Float など)のみデフォルトフィールドに指定できます。このキーはオプションで、デフォルトは空のリストです。analyzers— 名前とカスタムのテキスト解析パイプラインのマップです。Text フィールドはanalyzerオプションに名前を書いて使います。省略可能です。アナライザ を参照してください。embedders— 名前と埋め込みモデルのマップです。ベクトルフィールドはembedderオプションに名前を書いて使います。省略可能です。エンベダー を参照してください。fields— フィールド名とその型付き設定のマップです。各フィールドにはフィールド型を1つだけ指定する必要があります。
フィールド命名規則
- フィールド名は任意の文字列です(例:
title、body_vec、created_at)。 - アンダースコア(
_)で始まるフィールド名はエンジンの予約領域です。例外として_id(自動管理)のみ許可されます。それ以外の_プレフィックス名はインデックス作成時に拒否され、Field name '_score' is reserved: names starting with '_' are reserved for system fields (allowed: '_id')というエラーになります。このときcreate indexは何も作りません。この検査より前に作成したインデックスは引き続き開けますが、そのフィールドは使えないままです — 投入時には今までどおり拒否されます。 - フィールド名はスキーマ内で一意である必要があります。
フィールド型
フィールドは Lexical(キーワード/全文検索用)と Vector(類似検索用)の2つのカテゴリに分類されます。1つのフィールドが両方を兼ねることはできません。
Lexical フィールド
Text
全文検索可能なフィールドです。テキストは解析パイプライン(トークン化、正規化、ステミングなど)によって処理されます。
[fields.title.Text]
indexed = true # このフィールドを検索用にインデックスするかどうか
stored = true # 取得用に元の値を保存するかどうか
multi_valued = false # 文字列の配列を受け付けるかどうか(Issue #1175)
position_increment_gap = 100 # 多値フィールドの要素間で読み飛ばす位置数
term_vectors = true # タームの位置を保存するかどうか(フレーズクエリ・スパンクエリ用)
doc_values = true # 値を DocValues にもコピーするかどうか(ソート・ファセット用)
analyzer = "standard" # このフィールドのインデックス時とクエリ解析時に使うアナライザ
| オプション | 型 | デフォルト | 説明 |
|---|---|---|---|
indexed | bool | true | このフィールドの検索を有効にする |
stored | bool | true | 結果に返せるよう元の値を保存する |
multi_valued | bool | false | 文字列の配列を受け付け、term クエリはいずれかの要素がタームを含めばマッチ(Lucene 流の “any match”)。フレーズクエリは slop が position_increment_gap に達しない限り 2 つの要素をまたがない |
position_increment_gap | integer | 100 | 多値フィールドの要素間で読み飛ばす位置数(Lucene の positionIncrementGap)。0 にすると要素を連結したものとして付番する。multi_valued = true でなければ無視される |
term_vectors | bool | true | フレーズクエリ・スパンクエリが読み取るタームの位置を保存する。ハイライトは常に保存済みテキストを再トークナイズするため使用しない |
doc_values | bool | true | 値を DocValues(ソート・ファセット・集計が読み取る列指向ストア)にもコピーする。stored も true の場合のみ有効 —— 詳細は後述の 共通オプション: doc_values を参照 |
analyzer | string またはテーブル | (省略) | このフィールドのインデックス時とクエリ解析時の両方で使うアナライザ。文字列は組み込みアナライザ("standard"、"english"、"keyword"、"simple"、"noop")か [analyzers.*] の名前を指す。テーブルはパラメータ付きの組み込みプリセットを選び、現在は { language = "japanese", mode = "normal", dict = "<path>" } のみ(テキスト解析 を参照)。省略すると "standard" を使う |
対話的なスキーマジェネレータ(laurus create schema。スキーマの生成 を参照)は、Text フィールドについて多値にするかどうかを尋ね、多値にする場合は position increment gap も尋ねます。
Integer
64ビット符号付き整数フィールド。範囲クエリと完全一致をサポートします。
[fields.year.Integer]
indexed = true
stored = true
multi_valued = false
doc_values = true
| オプション | 型 | デフォルト | 説明 |
|---|---|---|---|
indexed | bool | true | 範囲クエリおよび完全一致クエリを有効にする |
stored | bool | true | 元の値を保存する |
multi_valued | bool | false | 整数の配列を受け付け、範囲クエリはいずれかの値が条件を満たせばマッチ(Lucene 流の “any match”、constant スコア) |
doc_values | bool | true | 詳細は後述の 共通オプション: doc_values を参照 |
Float
64ビット浮動小数点フィールド。範囲クエリをサポートします。
[fields.rating.Float]
indexed = true
stored = true
multi_valued = false
doc_values = true
| オプション | 型 | デフォルト | 説明 |
|---|---|---|---|
indexed | bool | true | 範囲クエリを有効にする |
stored | bool | true | 元の値を保存する |
multi_valued | bool | false | 浮動小数点の配列を受け付け、範囲クエリはいずれかの値が条件を満たせばマッチ(Lucene 流の “any match”、constant スコア) |
doc_values | bool | true | 詳細は後述の 共通オプション: doc_values を参照 |
Boolean
ブーリアンフィールド(true / false)。
[fields.published.Boolean]
indexed = true
stored = true
multi_valued = false
doc_values = true
| オプション | 型 | デフォルト | 説明 |
|---|---|---|---|
indexed | bool | true | ブーリアン値によるフィルタリングを有効にする |
stored | bool | true | 元の値を保存する |
multi_valued | bool | false | ブール値の配列を受け付け、term クエリ(flags:true)はいずれかの要素がクエリの値と等しければマッチ(Lucene 流の “any match”)。要素の重複はヒット数ではなく term frequency を増やす |
doc_values | bool | true | 詳細は後述の 共通オプション: doc_values を参照 |
DateTime
UTC タイムスタンプフィールド。範囲クエリをサポートします。
[fields.created_at.DateTime]
indexed = true
stored = true
multi_valued = false
doc_values = true
| オプション | 型 | デフォルト | 説明 |
|---|---|---|---|
indexed | bool | true | 日時の範囲クエリを有効にする |
stored | bool | true | 元の値を保存する |
multi_valued | bool | false | 時刻の配列を受け付け、範囲クエリはいずれかの時刻が条件を満たせばマッチ(Lucene 流の “any match”) |
doc_values | bool | true | 詳細は後述の 共通オプション: doc_values を参照 |
Geo
地理座標フィールド(緯度/経度)。半径クエリおよびバウンディングボックスクエリをサポートします。
[fields.location.Geo]
indexed = true
stored = true
multi_valued = false
doc_values = true
| オプション | 型 | デフォルト | 説明 |
|---|---|---|---|
indexed | bool | true | Geo クエリ(半径、バウンディングボックス)を有効にする |
stored | bool | true | 元の値を保存する |
multi_valued | bool | false | ポイントの配列を受け付け、距離 / バウンディングボックスクエリはいずれかのポイントが条件を満たせばマッチ(Lucene 流の “any match”)。スコアはドキュメント内で最も近いポイントで決まる |
doc_values | bool | true | 詳細は後述の 共通オプション: doc_values を参照 |
Geo3d
3D Earth-Centered Earth-Fixed (ECEF) 直交座標系の点フィールド(x / y / z はメートル単位)。geo3d_distance(球)、geo3d_bbox(3D AABB)、geo3d_nearest(k-NN)クエリをサポートします。座標系および wgs84_to_ecef / ecef_to_wgs84 の変換ユーティリティについては 3D 地理検索 (ECEF) を参照してください。
[fields.position.Geo3d]
indexed = true
stored = true
multi_valued = false
doc_values = true
| オプション | 型 | デフォルト | 説明 |
|---|---|---|---|
indexed | bool | true | 3D 地理クエリ(geo3d_distance、geo3d_bbox、geo3d_nearest)を有効にする |
stored | bool | true | 元の (x, y, z) 値を保存する |
multi_valued | bool | false | ポイントの配列を受け付け、geo3d_distance / geo3d_bbox / geo3d_nearest クエリはいずれかのポイントが条件を満たせばマッチ(Lucene 流の “any match”)。スコアはドキュメント内で最も近いポイントで決まる |
doc_values | bool | true | 詳細は後述の 共通オプション: doc_values を参照 |
Bytes
生バイナリデータフィールド。インデックスされず、保存のみです。
[fields.thumbnail.Bytes]
stored = true
multi_valued = false
| オプション | 型 | デフォルト | 説明 |
|---|---|---|---|
stored | bool | true | バイナリデータを保存する |
multi_valued | bool | false | バイト列の配列を受け付ける。Bytes フィールドはそもそもインデックスされないため、他の multi_valued オプションと異なり “any match” のクエリ意味論は存在せず、保存時の形と取り込み時の許容個数を変えるだけ |
BytesOption に doc_values 設定はありません。Bytes の値はソートにもファセットにも
使えないため、設定にかかわらず DocValues には一切書き込まれないからです。
共通オプション: doc_values
上記の lexical フィールドオプションのうち BytesOption を除く全てが doc_values オプションを
持ち、値を DocValues ―― ソート・ファセット・集計が読み取る列指向ストア
―― にもコピーするかどうかを制御します。実効ルールは次のとおりです: DocValues 列が書き込まれる
のは stored と doc_values の両方が true の場合のみです。doc_values: false と
stored: false の組み合わせは(エラーにせず)黙って無視されます。ソートにもファセットにも
使わないフィールドで doc_values を無効にすると、値が二重(stored document と DocValues)
ではなく一度(stored document のみ)しか書き込まれなくなるため、セグメントの使用容量が
削減されます。フィールド自体は引き続き完全に検索・取得可能で、ソートやファセットを行う際は
単に stored document へフォールバックします。
Vector フィールド
Vector フィールドは近似最近傍探索(ANN: Approximate Nearest Neighbor)用にインデックスされます。dimension(各ベクトルの長さ)と distance メトリクスの指定が必要です。
Hnsw
HNSW(Hierarchical Navigable Small World)グラフインデックス。ほとんどのユースケースに最適で、速度と再現率(Recall)のバランスに優れています。
[fields.body_vec.Hnsw]
dimension = 384
distance = "Cosine"
m = 16
ef_construction = 200
base_weight = 1.0
| オプション | 型 | デフォルト | 説明 |
|---|---|---|---|
dimension | integer | 128 | ベクトルの次元数(Embedding モデルの出力と一致させる必要あり) |
distance | string | "Cosine" | 距離メトリクス(距離メトリクスを参照) |
m | integer | 16 | ノードあたりの最大双方向接続数。大きいほど再現率が向上するがメモリ使用量が増加 |
ef_construction | integer | 200 | インデックス構築時の探索幅。大きいほど品質が向上するが構築が遅くなる |
base_weight | float | 1.0 | 同時に検索する他の vector フィールドに対する相対的な優先度。ハイブリッド検索の lexical-vs-vector 融合のバランスには影響しない(ウェイトを参照) |
quantizer | object | "Scalar8Bit" | 量子化方式(量子化を参照)。必須。デフォルトは Issue #481 Stage 1 で導入された int8 形式を保つ。 |
rerank_storage | string | (省略) | Stage 2 rerank sidecar(Rerank Storage)。"F32" でフィールド単位の f32 sidecar を有効化し、検索時に int8 候補を元のベクトルで再スコアできるようにする。省略すると Stage 1 int8-only の挙動を維持。 |
pq_codebook_path | string | (省略) | 共有 PQ codebook のストレージ相対ファイル名(Issue #631)。ProductQuantization quantizer との組み合わせでのみ意味を持つ。laurus train pq-codebook で学習すると、以後の commit は segment ごとの k-means 再学習の代わりにこの codebook で encode する。設定済みで未学習の場合、commit は明示的にエラーになる(無言のフォールバック無し)。省略すると segment ごとに学習。 |
embedder | string | (省略) | [embedders.*] のエントリ名。指定すると、このフィールドに与えたテキスト(または画像)をそのモデルでベクトルに変換する。インデックス時と検索時の両方で変換する。省略すると計算済みのベクトルだけを受け付ける |
チューニングガイドライン:
m: 12〜48 が一般的です。高次元ベクトルには大きい値を使用してください。ef_construction: 100〜500。大きい値ほどグラフの品質が向上しますが、構築時間が増加します。dimension: Embedding モデルの出力次元と正確に一致させる必要があります(例:all-MiniLM-L6-v2は 384、BERT-baseは 768、text-embedding-3-smallは 1536)。
Flat
ブルートフォース線形スキャンインデックス。近似を行わず正確な結果を返します。小規模データセット(10,000 ベクトル未満)に最適です。
[fields.embedding.Flat]
dimension = 384
distance = "Cosine"
base_weight = 1.0
| オプション | 型 | デフォルト | 説明 |
|---|---|---|---|
dimension | integer | 128 | ベクトルの次元数 |
distance | string | "Cosine" | 距離メトリクス(距離メトリクスを参照) |
base_weight | float | 1.0 | 同時に検索する他の vector フィールドに対する相対的な優先度。ハイブリッド検索の lexical-vs-vector 融合のバランスには影響しない(ウェイトを参照) |
quantizer | object | "Scalar8Bit" | 量子化方式(量子化を参照)。必須。デフォルトは Issue #481 Stage 1 で導入された int8 形式を保つ。 |
rerank_storage | string | (省略) | Stage 2 rerank sidecar(Rerank Storage)。#932 以降、3 つのベクトルインデックスタイプすべてでサポート。"F32" でフィールド単位の f32 sidecar を有効化し、検索時に int8 候補を元のベクトルで再スコアできる。 |
embedder | string | (省略) | [embedders.*] のエントリ名。Hnsw を参照 |
Ivf
IVF(Inverted File Index)。ベクトルをクラスタリングし、クラスタのサブセットのみを検索します。大規模データセットに適しています。
[fields.embedding.Ivf]
dimension = 384
distance = "Cosine"
n_clusters = 100
n_probe = 1
base_weight = 1.0
| オプション | 型 | デフォルト | 説明 |
|---|---|---|---|
dimension | integer | (必須) | ベクトルの次元数 |
distance | string | "Cosine" | 距離メトリクス(距離メトリクスを参照) |
n_clusters | integer | 100 | クラスタ数。多いほど細かい分割が可能 |
n_probe | integer | 1 | クエリ時に検索するクラスタ数。大きいほど再現率が向上するが遅くなる |
base_weight | float | 1.0 | 同時に検索する他の vector フィールドに対する相対的な優先度。ハイブリッド検索の lexical-vs-vector 融合のバランスには影響しない(ウェイトを参照) |
quantizer | object | "Scalar8Bit" | 量子化方式(量子化を参照)。必須。デフォルトは Issue #481 Stage 1 で導入された int8 形式を保つ。 |
rerank_storage | string | (省略) | Stage 2 rerank sidecar(Rerank Storage)。#932 以降、3 つのベクトルインデックスタイプすべてでサポート。"F32" でフィールド単位の f32 sidecar を有効化し、検索時に int8 候補を元のベクトルで再スコアできる。 |
embedder | string | (省略) | [embedders.*] のエントリ名。Hnsw を参照 |
注意: Hnsw および Flat とは異なり、Ivf の
dimensionフィールドは必須であり、デフォルト値はありません。
チューニングガイドライン:
n_clusters: 一般的な経験則はsqrt(N)(N はベクトルの総数)です。n_probe: 1 から始めて、再現率が許容範囲になるまで増やしてください。一般的な範囲は 1〜20 です。
MultiVector
文書のトークンベクトル(ColBERT 型のトークンごとの埋め込みなど)をすべて保持し、late interaction の再採点に使います。ANN 索引は持たず、ベクトル検索の対象にはなりません。MultiVector フィールドを参照してください。
[fields.body_colbert.MultiVector]
dimension = 128
distance = "Cosine"
storage = "Int8" # 任意。省略時は F32(厳密、デフォルト)
| オプション | 型 | デフォルト | 説明 |
|---|---|---|---|
dimension | integer | 128 | 各トークンベクトルの次元数 |
distance | string | "Cosine" | トークン間の類似度。"Cosine"(書き込み時に L2 正規化する)または "DotProduct"。それ以外は拒否されます |
storage | string | "F32" | 各トークンベクトルのディスク上での要素形式。"F32"(厳密、4 バイト/要素)、"F16"(2 バイト/要素、要素あたり約 2⁻¹¹ の相対誤差)、"Int8"(約 1 バイト/要素 + ベクトルごとの小さなスケール、1 行あたり dimension + 2 バイト)のいずれか。詳細は MultiVector ストレージを参照。既存フィールドで変更すると reindex が必要 |
embedder | string | – | [embedders] で宣言したトークン単位のエンベダー(type = "candle_colbert")の名前。指定すると、文書はこのフィールドにテキストを与えられ、テキストはトークンベクトルに埋め込まれます(エンベダーを参照) |
文書の値は、同じ長さの数値配列の配列(1〜8,192 本)です。エンベダーを指定したフィールドではテキストも使えます。このフィールドは文書ストアに保存されません。
距離メトリクス
Vector フィールドの distance オプションは以下の値を受け付けます:
| 値 | 説明 | 使用場面 |
|---|---|---|
"Cosine" | コサイン距離(1 - コサイン類似度)。デフォルト。 | 正規化されたテキスト/画像 Embedding |
"Euclidean" | L2(ユークリッド)距離 | 空間データ、正規化されていないベクトル |
"Manhattan" | L1(マンハッタン)距離 | スパースな特徴ベクトル |
"DotProduct" | 内積(大きいほど類似度が高い) | 大きさが重要な正規化済みベクトル |
"Angular" | 角度距離 | コサインに似ているが角度に基づく |
ほとんどの Embedding モデル(BERT、Sentence Transformers、OpenAI など)では "Cosine" が適切な選択です。
量子化
Vector フィールドはディスク上で 8 ビットスカラー量子化された整数
として保存されます(Issue #481 Stage 1)。量子化は必須となり、以前
の「量子化なし」モードは廃止されました。quantizer オプションは
Scalar8Bit がデフォルトで、TOML から省略可能です。
Scalar 8-bit(デフォルト)
per-segment global affine による u8 量子化。各 f32 コンポーネント
を 1 バイトに圧縮(約 4 倍のメモリ削減)し、recall 損失は実用上ほぼ
無視できる範囲。
[fields.embedding.Hnsw]
dimension = 384
distance = "Cosine"
# quantizer = "Scalar8Bit" # デフォルトのため省略可
Product Quantization(HNSW のみ)
Issue #481 Stage 3。各ベクトルを、sub-vector ごとに 256 centroid を
持つ codebook への 1 バイトの centroid index × subvector_count 個
として保存します(約 16-64 倍の圧縮)。HNSW index がサポートし、
Flat / IVF は書き込み時に拒否します。recall 回復のため
Rerank Storage との併用を推奨します。
[fields.embedding.Hnsw]
dimension = 384
distance = "Cosine"
# 任意(Issue #631): `laurus train pq-codebook` で codebook を一度
# だけ学習し、commit / merge ごとの k-means 再学習の代わりに
# segment 間で共有する。
pq_codebook_path = "embedding.pqcb"
[fields.embedding.Hnsw.quantizer.ProductQuantization]
subvector_count = 48
| オプション | 型 | 説明 |
|---|---|---|
subvector_count | integer | サブベクトルの数。dimension を均等に割り切れる必要があります。 |
デフォルトでは codebook は segment ごとに学習されます(256 ベクトル
未満の segment は Scalar8Bit にフォールバック)。pq_codebook_path
を設定すると segment は共有の学習済み codebook で encode されます:
commit は大幅に高速化し、小さな per-commit segment も PQ を維持
します — ただし codebook の学習前に commit すると、実行すべき
laurus train pq-codebook コマンドを示すエラーで失敗します
(per-segment 学習への無言のフォールバックはありません)。学習
ワークフローは train コマンド を参照して
ください。
破壊的変更(Issue #481 Stage 1):
quantizerを「なし」に 設定するスキーマはもはや有効ではありません。Stage 1 より前の laurus でビルドした既存 vector index は読み取れないため、アップ グレード後にソースデータから再構築してください。
Rerank Storage
任意の Stage 2 sidecar(Issue #481)。元の完全精度ベクトルを int8
セグメントの隣に保持し、searcher が int8 で広めに候補を取得
(高速)してから上位 top_k * rerank_factor 件を完全な f32 値で
再スコア(高精度)できるようにします。#932 以降、HNSW / Flat /
IVF の 3 タイプすべてでサポートされます(Flat / IVF の再スコアは
フィールド指定クエリに適用)。
sidecar はフィールド単位で rerank_storage で設定します:
[fields.embedding.Hnsw]
dimension = 384
distance = "Cosine"
rerank_storage = "F32" # opt-in。省略すると Stage 1 int8-only の挙動を維持
| 値 | ディスク追加コスト | 説明 |
|---|---|---|
"F32" | +4 bytes/dim/vector | IEEE-754 単精度 sidecar(Lucene 99 / FAISS 互換)。 |
省略した場合 sidecar は書かれず、フィールドは Stage 1 int8-only
の検索パスを維持します。rerank_storage を持たないフィールドに
対して rerank_factor を渡したクエリは silent に Stage 1
ランキングへフォールバックします — Stage 1 セグメントから index
作成時に捨てられた f32 情報を復元することはできません。
スコープ: Stage 2 は HNSW のみで実装しています。Flat / IVF は スキーマの対称性のためにフィールドを受け付けますが、現状 sidecar の書き出し・読み込みは行いません。
アナライザ
[analyzers.<name>] テーブルは、カスタムのテキスト解析パイプラインを定義します。Text フィールドは analyzer オプションにその名前を書いて使います。組み込みのアナライザでは足りないとき、たとえばステミングを加えたいときや、japanese プリセットのストップフィルタを使わずに日本語を解析したいときに定義します。パイプラインの仕組みは テキスト解析 を参照してください。
[analyzers.<name>]
char_filters = [{ type = "...", ... }, ...] # 省略可能
tokenizer = { type = "...", ... } # 必須
token_filters = [{ type = "...", ... }, ...] # 省略可能
| キー | 型 | デフォルト | 説明 |
|---|---|---|---|
tokenizer | テーブル | (必須) | テキストをトークンに分割する。必ず 1 つ |
char_filters | テーブルの配列 | [] | トークン化の前に生テキストへ、配列の順に適用する |
token_filters | テーブルの配列 | [] | トークン化の後にトークン列へ、配列の順に適用する |
各コンポーネントは、type キーで種類を選び、残りのキーで設定するテーブルです。TOML ではインラインテーブル({ type = "lowercase" })で書くのが一般的です。JSON 形式のスキーマ({"type": "lowercase"})や、各バインディングの addAnalyzer / add_analyzer も同じ形を使います。
トークナイザ
type | 必須キー | 省略可能キー | 説明 |
|---|---|---|---|
"whitespace" | – | – | 空白で分割する |
"unicode_word" | – | – | Unicode の単語境界で分割する |
"regex" | – | pattern(デフォルト \w+)、gaps(デフォルト false) | pattern に一致した部分をトークンにする。gaps = true のときは、pattern がトークン間の区切りに一致するものとして扱う |
"ngram" | min_gram、max_gram | – | min_gram 文字から max_gram 文字までのすべての n-gram を出力する |
"lindera" | mode、dict | user_dict | Lindera による形態素解析。mode は "normal" か "decompose"。dict は Lindera 辞書のディレクトリ、user_dict はユーザー辞書のパス。laurus は辞書を同梱しないため、dict は実在するパスでなければならない |
"whole" | – | – | 入力全体を 1 つのトークンにする |
文字フィルタ
type | 必須キー | 省略可能キー | 説明 |
|---|---|---|---|
"unicode_normalization" | form("nfc" / "nfd" / "nfkc" / "nfkd") | – | Unicode 正規化を適用する |
"pattern_replace" | pattern、replacement | – | 正規表現 pattern に一致した部分を replacement に置き換える |
"mapping" | mapping(置換用の文字列のテーブル) | – | mapping の各キーを対応する値に置き換える |
"japanese_iteration_mark" | – | kanji(デフォルト true)、kana(デフォルト true) | 踊り字を展開する |
トークンフィルタ
type | 必須キー | 省略可能キー | 説明 |
|---|---|---|---|
"lowercase" | – | – | 各トークンを小文字にする |
"stop" | – | words(デフォルト: 英語のストップワード) | ストップワードを取り除く |
"stem" | – | stem_type("porter"(デフォルト)/ "simple" / "identity") | 各トークンを語幹にする |
"boost" | boost | – | 各トークンのブーストに boost を掛ける |
"limit" | limit | – | 先頭の limit 個のトークンだけを残す |
"strip" | – | – | 各トークンの前後の空白を取り除く |
"remove_empty" | – | – | 空のトークンを取り除く |
"flatten_graph" | – | – | トークングラフを直線的なトークン列に平坦化する。インデックス時は常に平坦化されるうえ、アナライザはクエリの解析にも使われるため、これを加えるとクエリ時に引用符付きの複数語の同義語が厳密に一致しなくなる |
アナライザの参照
Text フィールドは analyzer オプションにアナライザの名前を書きます:
[fields.body.Text]
analyzer = "english_stemmed"
名前は次の順に解決されます:
- バインディングから実行時に登録したアナライザ(例: WASM バインディングの
addAnalyzer) - 組み込みのアナライザ:
standard、keyword、english、simple、noop [analyzers.*]のエントリ
組み込みが先に調べられるため、standard、keyword、english、simple、noop は予約された名前です。この名前の [analyzers.*] エントリは決して使われないので、エラーになります。japanese は予約されていません。組み込みの japanese は辞書が必要でテーブルで指定するため、[analyzers.japanese] は定義どおりに使われます。
エラーは次の 3 つの時点で起きます:
- 未知の
typeや必須キーの欠落は、スキーマの解析時にエラーになります。このときcreate indexは何も作りません。 - 組み込みと同じ名前のエントリは、インデックスの作成時に
Analyzer name 'standard' is reserved for a built-in analyzer; choose another nameというエラーになります。このときcreate indexは何も作りません。各バインディングのaddAnalyzer/add_analyzer(WASM ではaddAnalyzerDefinition)も同じエラーを返します。この検査より前に作ったインデックスは、これまでどおり開けます。エントリは使われないままで、開くときにlogクレートで警告を出します(laurus-serverはこれをログに表示します)。 - 不正な値(誤った正規表現、未知の
formやstem_type、存在しない Lindera 辞書)や、どこにも見つからないanalyzerの名前は、インデックスの構築時にFailed to resolve analyzer for field 'body': ...のようなエラーになります。このときcreate indexは何も作りません —schema.tomlとstore/は、呼び出し前の状態(何もなければ「何もない」状態)まで巻き戻されます。
例: ステミング付きの英語テキスト
default_fields = ["title", "body"]
[analyzers.english_stemmed]
char_filters = [{ type = "unicode_normalization", form = "nfkc" }]
tokenizer = { type = "unicode_word" }
token_filters = [
{ type = "lowercase" },
{ type = "stop" },
{ type = "stem", stem_type = "porter" },
]
[fields.title.Text]
analyzer = "english_stemmed"
[fields.body.Text]
analyzer = "english_stemmed"
[fields.tag.Text]
analyzer = "keyword"
body が "Dogs are RUNNING in the park." の文書は、body:dog(NFKC 正規化・小文字化・ステミングによる)と body:run に一致し、body:the には一致しません(ストップワードが取り除かれるため)。tag フィールドは組み込みの keyword アナライザのままなので、値そのものにだけ一致します。
例: Lindera による日本語テキスト
次の定義は examples/aozora/schema.toml から取ったものです。{ language = "japanese" } プリセットと違ってストップフィルタを含まないため、「の」「は」などの助詞もインデックスに残ります:
[analyzers.ja_ipadic]
tokenizer = { type = "lindera", mode = "normal", dict = "/var/lib/lindera/ipadic" }
char_filters = [
{ type = "unicode_normalization", form = "nfkc" },
{ type = "japanese_iteration_mark", kanji = true, kana = true },
]
token_filters = [{ type = "lowercase" }]
[fields.title.Text]
analyzer = "ja_ipadic"
dict には展開済みの Lindera 辞書(通常は IPADIC)を指定します。存在しないパスを指定すると、create index は Failed to load dictionary: ... Dictionary path does not exist で失敗します。
エンベダー
[embedders.<name>] テーブルは、埋め込みモデルを宣言します。ベクトルフィールド(Hnsw、Flat、Ivf、MultiVector)は embedder オプションにその名前を書いて使います。するとそのフィールドに与えたテキスト(CLIP の場合は画像も)が、文書のインデックス時と、そのフィールドを対象とするクエリの実行時の両方で、モデルによってベクトルに変換されます。1 つのエンベダーを複数のフィールドで共有できます。各モデルの仕組みと選び方は Embedding を参照してください。
[embedders.<name>]
type = "..." # 必須
model = "..." # "precomputed" 以外のすべての型で必須
type | 必須キー | Feature Flag | 説明 |
|---|---|---|---|
"precomputed" | – | (常に利用可能) | 埋め込みを行わない。文書がベクトルを直接与える |
"candle_bert" | model | embeddings-candle | Hugging Face Hub の BERT 系モデル(例: "sentence-transformers/all-MiniLM-L6-v2")によるローカルでのテキスト埋め込み |
"candle_clip" | model | embeddings-multimodal | Hugging Face Hub の CLIP モデル(例: "openai/clip-vit-base-patch32")によるローカルでのテキストと画像の埋め込み |
"openai" | model | embeddings-openai | OpenAI API(例: "text-embedding-3-small")によるテキスト埋め込み。API キーはエンジン起動時に環境変数 OPENAI_API_KEY から読み、スキーマには保存しない |
"candle_colbert" | model | embeddings-candle | BERT ベースの ColBERT のチェックポイント(例: "colbert-ir/colbertv2.0"、"answerdotai/answerai-colbert-small-v1")によるローカルでのトークン単位の埋め込み。MultiVector フィールドでだけ使える |
"candle_colbert" は、次のキーも任意で受け付けます。
| キー | 型 | デフォルト | 説明 |
|---|---|---|---|
revision | string | デフォルトブランチ | モデルのリポジトリのブランチ、タグ、またはコミット。コミットに固定してください。まだコミットされていない文書は、復旧時に write-ahead log から埋め込み直されるため、モデルが変わると異なるベクトルになります |
query_maxlen | integer | チェックポイントの値(32) | すべてのクエリを埋める、または切り詰めるトークン数 |
doc_maxlen | integer | チェックポイントの値(colbertv2.0 は 180、answerai-colbert-small-v1 は 300) | 文書の最大トークン数 |
Hugging Face のモデルは初回の使用時にダウンロードされます。candle_bert と candle_clip は $HF_HOME(デフォルトは ~/.cache/huggingface)にキャッシュします。candle_colbert は Hugging Face の標準のキャッシュ $HF_HOME/hub(デフォルトは ~/.cache/huggingface/hub)を使うため、Python のツールとキャッシュを共有できます。ベクトルフィールドの dimension は、モデルの出力次元と一致させる必要があります。candle_colbert では、エンジンの起動時にこれを検査します。
エンベダーは、それを指定したフィールドに合っている必要があります。MultiVector フィールドに置けるのは "candle_colbert" か "precomputed" だけで、Hnsw、Flat、Ivf のフィールドには "candle_colbert" を置けません。それ以外の組み合わせは、create index、add field、update field で拒否されます。
注意: リリースで配布しているビルド済みバイナリは
--features embeddings-all付きでビルドされています。一方、cargo install laurus-cliやソースからのビルドでは、feature を指定しない限り(例:cargo install laurus-cli --features embeddings-candle)埋め込みの feature がどれも有効にならず、使えるのは"precomputed"だけです。インストール と Feature Flags を参照してください。feature が無効な型を書いたスキーマも解析は通りますが、create indexが次のエラーで失敗します:Error: Not implemented: candle_bert embedder requires the 'embeddings-candle' feature to be enabled
ベクトルフィールドの embedder には、[embedders.*] のエントリの名前を書く必要があります。宣言していない名前は create index、add field、update field で拒否されます。schema.toml にそうした名前を含む既存のインデックスは開けません:
Error: Invalid argument: Unknown embedder 'missing' for field 'vec': not defined in schema.embedders
このインデックスを開くには、schema.toml を編集します。その名前を type = "precomputed" で宣言すれば、フィールドはそれまでどおり、文書が与えるベクトルで動きます。フィールドの embedder の行を削除しても同じです。
例: 1 つのエンベダーを 2 つのフィールドで共有する
[embedders.text_embedder]
type = "candle_bert"
model = "sentence-transformers/all-MiniLM-L6-v2"
[fields.title_vec.Hnsw]
dimension = 384
distance = "Cosine"
embedder = "text_embedder"
[fields.body_vec.Hnsw]
dimension = 384
distance = "Cosine"
embedder = "text_embedder"
例: late interaction の再採点に使う ColBERT のトークンベクトル
[embedders.colbert]
type = "candle_colbert"
model = "answerdotai/answerai-colbert-small-v1"
revision = "934fa8bb4ce2284f4c2baa232d81aca4d076fa5e"
[fields.body.Text]
indexed = true
stored = true
[fields.body_colbert.MultiVector]
dimension = 96
distance = "Cosine"
embedder = "colbert"
文書は body_colbert に body と同じテキストを与えます。
late interaction による再採点
では、クエリをテキストで渡せます。
完全な例
全文検索のみ
Lexical 検索のみのシンプルなブログ記事インデックス:
default_fields = ["title", "body"]
[fields.title.Text]
indexed = true
stored = true
term_vectors = true
[fields.body.Text]
indexed = true
stored = true
term_vectors = true
[fields.category.Text]
indexed = true
stored = true
term_vectors = false
[fields.published_at.DateTime]
indexed = true
stored = true
Vector 検索のみ
セマンティック類似検索用の Vector のみのインデックス:
[fields.embedding.Hnsw]
dimension = 768
distance = "Cosine"
m = 16
ef_construction = 200
ハイブリッド検索(Lexical + Vector)
Lexical 検索と Vector 検索を組み合わせた両方の長所を活かす検索:
default_fields = ["title", "body"]
[fields.title.Text]
indexed = true
stored = true
term_vectors = true
[fields.body.Text]
indexed = true
stored = true
term_vectors = true
[fields.category.Text]
indexed = true
stored = true
term_vectors = false
[fields.body_vec.Hnsw]
dimension = 384
distance = "Cosine"
m = 16
ef_construction = 200
ヒント: 1つのフィールドが Lexical と Vector の両方を兼ねることはできません。別々のフィールド(例: テキスト用の
body、Embedding 用のbody_vec)を使用し、どちらも同じソースコンテンツにマッピングしてください。
E コマースの商品インデックス
複数のフィールド型を組み合わせたより複雑なスキーマ:
default_fields = ["name", "description"]
[fields.name.Text]
indexed = true
stored = true
term_vectors = true
[fields.description.Text]
indexed = true
stored = true
term_vectors = true
[fields.price.Float]
indexed = true
stored = true
[fields.in_stock.Boolean]
indexed = true
stored = true
[fields.created_at.DateTime]
indexed = true
stored = true
[fields.location.Geo]
indexed = true
stored = true
[fields.description_vec.Hnsw]
dimension = 384
distance = "Cosine"
カスタム解析と自動埋め込み
Text フィールドにカスタムアナライザを使い、ベクトルフィールドではテキストをローカルのモデルで埋め込むハイブリッドインデックスです。embeddings-candle feature 付きの laurus バイナリが必要です(エンベダー を参照):
default_fields = ["title", "body"]
[analyzers.english_stemmed]
tokenizer = { type = "unicode_word" }
token_filters = [
{ type = "lowercase" },
{ type = "stop" },
{ type = "stem" },
]
[embedders.text_embedder]
type = "candle_bert"
model = "sentence-transformers/all-MiniLM-L6-v2"
[fields.title.Text]
analyzer = "english_stemmed"
[fields.body.Text]
analyzer = "english_stemmed"
[fields.body_vec.Hnsw]
dimension = 384
distance = "Cosine"
embedder = "text_embedder"
スキーマの生成
CLI を使用して対話的にスキーマ TOML ファイルを生成できます:
laurus create schema
laurus create schema --output my_schema.toml
詳細は create schema を参照してください。
スキーマの使用
スキーマファイルが用意できたら、そこからインデックスを作成します:
laurus create index --schema schema.toml
または Rust でプログラム的に読み込みます:
#![allow(unused)]
fn main() {
use laurus::Schema;
let toml_str = std::fs::read_to_string("schema.toml")?;
let schema: Schema = toml::from_str(&toml_str)?;
}